主の御言葉を研究する

私の家はどこ?

私には、
帰る家がありません。

父も母も
元気に健在しています。

妹は良い夫に恵まれ
2歳になる息子に恵まれています。

私はお金に不自由なく
暖かい家とご飯があり
自由に生きてきました。

ですが、
私には帰る家がありません。

幼い頃から
何度も何度も、

父親の転勤のたびに
引っ越しをしては

友達との別れと
新しい友達との出会いで

いつもいつも
気を張っていました。

私は大学生になり
家族と遠く離れた地で

一人せっせと
自由を楽しみつつも
孤独を味わっていました。

やがて、
父と母は離婚しました。

実家と呼んでいた
借り物の家はなくなり

父はまた転勤で
日本各地を転々と飛び回り、

母は再婚相手と暮らすため
新しい家を買ったのでした。

私には、
帰る家がありません。

私は家に
憧れていました。

温かい家族のいる
欠けることのない家。

しかし、私は結婚まで
到達することが難しく、

自分で道を切り開くことが
難しいとわかり、
悲しみました。

私の家はどこなのでしょう。

私は30歳の時、
聖書に出会いました。

神さまの御言葉には、
驚くべきことが
書かれていました。

何者でもない私を
ただただ愛してくださる人がいて

それはイエス様であり、
神さまであり、

おいで、と迎えてくださる方が
私にもいるのだと知りました。

私には、戻れる家があると、
天にそれがあると、

聖書には書かれていました。

その御言葉を読んだ時、
これは単なる文字では
ありませんでした。

今の私は、
この地上では帰る家はありません。

どんなにお金を積もうが
どんなに自分が仕事をできようが
どんなことであろうと、

私の望んでいる
温かい家は、

悲しいけれど
この地上にはないのです。

ですが、天にあり、
神さまは用意されています。

待っているのです。

私というちっぽけな
ただ一人のために。

私を個人として見てくださり
対話をしてくだり、
恵みをくださります。

天のお父様、イエス様、

私を今日も生かしてくださり
見守ってくださり、
愛してくださり

ありがとうございます。

私を神の子として
迎えてくださることを

私は受け取ります。
私は信じます。

主イエス・キリストこそ
私の命であり、道です。

どうか私を
お導きください。

私を憐んでください。

イエス・キリストの
御名をもって

この祈りを捧げます。

アーメン。

神秘早紀

-主の御言葉を研究する

error: Content is protected !!